Word 2003 のオプション (編集と日本語入力) (4)

切り取り/貼り付けのオプション (Cut and paste options)

[貼り付けオプション] ボタンを表示する (Show Paste Options buttons)

ペースト (貼り付け) を実行すると, ペーストしたテキストの隅に「貼り付けのオプション」ボタンが (しばらくの間) 表示されるようになります. そのボタンから, ペーストの形式 (元の形式を保持/貼り付け先の書式に合わせる/テキストのみ保持) を選択することができます.

貼り付け時に自動調整する (Smart cut and paste)

ペーストしたテキストの書式を自動調整します. このオプションを ON にした場合は, つぎの「設定...」オプションが設定可能になります.

設定... (Settings)

ペーストしたテキストの書式の自動調整の対象と方法 (文と単語の間隔/段落の間隔/表の書式と配置/スタイル/等々) を設定することができます.

クリック アンド タイプ (Click and type)

クリック アンド タイプ編集を行う (Enable click and type)

文書の空白のところでダブルクリックすることにより, その位置にテキストや図や表などを挿入することができます. このとき, ダブルクリックした位置が行頭になるように位置揃えが行われます. この機能は, 表示形式が印刷レイアウト, Web レイアウトあるいは閲覧レイアウトの場合にのみ有効です. (cf. http://office.microsoft.com/ja-jp/word/HP052576391041.aspx?pid=CH063550971041)

実験:
空白の文書のページの真ん中あたり (位置 A) をダブルクリックすると, A のところまで自動的に改行が入り, A の行では, A の位置が行頭になるように行揃えが行われます.

規定の段落スタイル (Default paragraph style)

クリック アンド タイプ編集が ON の場合に, ダブルクリックした位置の段落に適用されるディフォルトのスタイルを選択します.

日本語入力オプション (IME options)

日本語入力のオン/オフを自動的に切り替える (IME Control Active)

アプリケーションを切り替えたときに日本語入力 (IME) のオン/オフを自動的に切り替えます. このオプションは, Office の言語設定で Office アプリケーションの既定動作を定義する言語で日本語を選択している場合にのみ有効です.

実験:

  1. Word 起動時は IME が ON になります.
  2. 他のアプリケーションの例としてメモ帳を開き, IME を OFF にしておきます. Word で IME を ON にした状態で, メモ帳に切り替えると, IME が自動的に OFF になります. ふたたび Word に切り替えると IME が ON になります.
  3. メモ帳の IME を ON にしておき, Word で IME を OFF にした状態で, メモ帳に切り替えると, IME が自動的に ON になります. ふたたび Word に切り替えると IME が OFF になります.
変換中の文字列を文書に挿入モードで入力する (IME TrueInline)

Word のヘルプによると, 「変換中の文字列が、確定文字が挿入されるときと同じように表示され、必要に応じて行も折り返されます。」とのことですが, このオプションを OFF にした場合でも動作が変わらないような気がするのですが...

変換中の文字列の色... (Undetermined String Colors)

IME で変換中の文字列の色 (入力文字/注目文節内文字/変換済み文節内文字/文節長変更中文字/要注意文節内文字の色) を設定します.
このオプションは, 入力方式が「IME スタンダード」でのみ使用可能で, 「ナチュラル インプット」では使用できないそうです.

日本語入力システムの設定... (IME Settings)

使用している IME の [プロパティ] ダイアログ・ボックスを表示します. そこから, 辞書, 変換モード等の設定ができます.